長谷川仁 HASEGAWA,Jin

ボラマチ

のと鉄道アートステーション

かつて穴水の海で見られた「ぼら待ちやぐら」を使ったボラ漁。江戸時代から続いたその漁は海面に突き出たやぐらの上でボラの大群が来るのをひたすら待つ漁です。やぐらの下をボラの群れが通り過ぎようとする時、網を引き上げ捕まえます。なんとものんびりしていて可愛らしい漁なんでしょう。しかも網を上げている間にかなりのボラが逃げたそうです、、。 ボラを待つ間漁師達は海を見ながら何を思っていたのでしょうか。暑い日も、寒い日も、獲れない日もあったでしょう。人と自然の関係はこのくらいがちょうど良いように思います。この作品はボラの大群が押し寄せてきた時の漁師の興奮をイメージして作りました。ボラが来るまで待ってみてください。漁師達がみていた景色を想像しながら。 駅から会場までの道々には子供たちが作ったボラステッカーが貼られ、お客さんの道案内となっています。

ボラマチ