山の中腹にある小さな公園からは、遠くの山並や目下に広がる町並みが見渡せる。そこに中でも一番見晴らしの良い小さな丘を作り、その頂きに星を眺める為のベンチを配置する。このベンチの座面には星座の模様が彫り込まれており、七夕の夜には自分が見上げた夜空にこれと同じ星座を見つけることができる。これは自然に向き合う為のきっかけにすぎないが、夜空を見上げて何かを感じてもらいたい。宇宙のことや無数に広がる星のこと、そして唯一無二の地球のことについて。